春夏秋冬
神戸市の同胞のある靴製造メーカーがホームページを開設し、自社商品の紹介やプレゼントコーナーとともに、「解説ルーム」で足と健康と靴に関する情報を流している。複雑な足の運動と靴との関係、「第2の心臓」と言われる足の特徴とウォーキングの必要性などなど
▼足に関する知識がためになる。足は26個の骨からなり、両足で52個。全身の骨が206個なので、4分の1が足に集中している。また体重77キログラムの人が1日8000歩歩くと、1000トンの負担が掛かるという。普通の人が一生かけて歩くとされる距離は19万キロメートルで、地球のほぼ4周分に匹敵する
▼人間の下半身には、全身の筋肉のおよそ3分の2が集中している。しかし、足の筋肉は、肩や腕、背中など上半身の筋肉に比べて2倍のスピードで衰える。「人は足から枯れる」「老化は足から」と言われる所以だ。足の筋肉は使わないと1週間で30%も機能が低下する。足を骨折して長くギブスをし、骨折が治ってギブスをはずすと、足が急に細くなっているのに驚いた経験のある人もいるだろう
▼歩くと全身の血行が良くなり、続けていると手足の冷えなどが解消される。首筋や肩、背中などのうっ血を自然に取り除き、こりや痛みを解消してくれる。ここから「足は第2の心臓」と言われている。足を鍛えれば心臓の負担も軽減される
▼そしてウォーキングに必要な靴。体に良い靴とは、作りのしっかりした、基本に忠実な靴。同時に靴合わせの正確性だ。いくら良い靴でも、履く人の足にあっていないと意味がない。さて、どんな靴を選ぶかは貴方しだい。(喜)