本のプレゼント
粗食のすすめ 冬のレシピ/幕内秀夫著
「野菜は季節のものを食べることがもっとも自然」と筆者は言う。冬なら大根、ごぼう、ねぎ、れん根などの「根菜類」だ。
表紙をめくると無骨な大根の写真が目に飛び込んでくる。それに魅せられて、ページをめくっていくと、次々に美味しそうな食材と料理の写真が紹介され、実際に作って食してみたいとの思いにかられる。
毎日の食事では、主食5、野菜・海草・いも3、豆・豆製品・種実1、動物性食品1の割合が目安という。
「レシピ」の題名から、作り方を易しく説明している。食材の特徴やいわれに関する説明は筆者の食材に対する愛情が伝わってくる。
定価=1200円+税。東洋経済新報発行。東京都中央区日本橋本石町1―2―1。TEL 03・3246・5661。
世界を変えた野菜読本/シルヴィア・ジョンソン著
朝鮮料理に唐辛子、イタリア料理にトマト、ドイツ料理にジャガイモは欠かせない。でも唐辛子もトマトもジャガイモも、元来、これらの国にはなかったと言えば、信じられるだろうか。でも、それは事実。いずれも南北アメリカ原産の食材だ。500年前のコロンブスの「新大陸発見」とともに初めて世界に伝わった。
まさにこれらの野菜は「世界の料理を大きく変えた」。その食材の歴史や特徴を様々なエピソードを交えて紹介している。これらの知識を持って食すればもっともっと美味しく、食事を楽しめるだろう。
筆者は古生物学、考古学、地質学、野生生物、エコロジーに関心を持ち世界中を旅している。
定価=1900円+税。晶文社発行。東京都千代田区外神田2―1―12。TEL 03・3255・4501(代表)。
出版社の寄贈。抽選で「粗食のすすめ 冬のレシピ」5冊、「世界を変えた野菜読本」3冊、計8人にプレゼント。はがきに希望書名と、〒住所、氏名、年齢、職業、電話番号を記し、朝鮮新報日本語版「健康・趣味」担当宛係(TEL 03・3260・5839、内線449)。12月17日必着。
当選者の発表
抽選の結果、「プレゼント」の当選者は次の人たちと決まりました。
「単独行」=兵庫・西 宮市の安永姫さん、埼玉 ・浦和市の李明徹さん、 兵庫・尼崎市の沈貞姫さん。
「続・わたしの一名山」=千葉・習志野市の朴晨陽さん、東京・葛飾区の金在珍さん、山口・下関市の姜順姫さん、京都・右京区の鄭順児さん、大阪・東成区の゙國順さん、大阪・堺市の蔡俊洙さん。
「楽つう炭」=兵庫・神戸市の崔順愛さん、茨城・水戸市の林安子さん、大阪・東成区の金容錫さん、福岡・嘉穂郡の金薫仙さん。