経済センサー/高まる省エネ意識


 日本政府の調査では、日常生活の中での省エネルギーに関心を持つ人が増えている。 総理府が今年2月に行ったもので、全国20歳以上の3000人から、調査員が面接聴取。有効回収数は2125人だった。

 調査によると、日常の省エネに「非常に関心がある」と答えた人が20.8%、「ある程度関心がある」が62.4%で、合わせて83.2%。前回より(1996年)3.9ポイント増えた。

 また、省エネのために実際に行っていること(複数回答)では、「不必要な電灯や冷暖房器具はこまめに消す」(75.1%)、テレビ、ラジオのつけっぱなしをやめたり見る時間を減らす」(62.4%)が多かった。

 家電製品を購入する時に、エネルギー節約の面をどの程度考えるかについては、考えると答えた人が74%を占め、考えないと答えた人(24.7%)の3倍近くに上った。