ニュースPICK-UP
在日 人権作文コンテスト茨城朝中生、法務政務次官賞に
総聯埼玉・西部支部新会館竣工/同胞生活相談センターに
東洋太平洋スーパーフライ級/洪昌守、初防衛
日本 日朝議連再発足へ
朝鮮「制裁」全面解除/官房長官が発表
国際 軽水炉本工事へ/KEDO主契約署名で合意
改善されたが困難と、朝鮮の食糧事情でWFP代表
在日/
第19回全国中学生人権作文コンテスト(主催=法務省)で10日、茨城朝鮮初中高級学校の李星輝さん(中3)の作品「命の大切さ」が、3位に当たる法務政務次官賞を授賞した。
李さんの作品は、「人の痛みを理解できる心を持てば、いじめや民族差別などなくせるのではないか」と訴えた。全国から計80万編以上の応募があった同コンテスト。李さんの作品は茨城県大会で優秀特別賞を授賞し、全国大会に推薦された。
また同校の金和順さん(中3)も県大会で優秀賞を授賞、同校には「学校賞」として感謝状が授与された。
総聯埼玉・西部支部の新会館(川越市)が12日、竣工し、「西部同胞生活相談総合センター」として生まれ変わった。
老朽化し手狭になった旧会館を、2世同胞らが中心となって全面的に建て直した新会館は3階建て。1階はテナントとして賃貸し、2階は事務所、3階は多目的ホールとして利用する。竣工を機に、支部をより一層同胞生活奉仕活動の拠点としていこうと名称も一新した。
新会館竣工を祝う集いが同日、市内のホテルで行われ、同胞ら150余人が参加。地域同胞、児童生徒らによる公演などで賑わった。
東京朝高出身の東洋太平洋スーパーフライ級チャンピオン、洪昌守(金沢ジム)が初のタイトル防衛に成功した。13日、大阪府立体育館第2競技場で行われた同級タイトルマッチで、南朝鮮のフライ級チャンピオン李康雄を下した。
試合開始直後から一貫して主導権を握った洪は、果敢に前進してくる李を多彩なコンビネーションで圧倒した。勝負は判定に持ち込まれたが、3―0で洪の圧勝だった。
「次はもう1つ上のベルトを目指す」。洪の心はもう世界に向かっていた。
南北/
ソウルで統一バスケ/22
〜23日、現代が発表
報道によると、南朝鮮・現代グループは14日、今月22〜23日、ソウルで南北統一バスケットボール試合を開催すると発表。朝鮮代表団の団長として朝鮮アジア太平洋平和委員会の宋浩京副委員長が同行すると明らかにした。
宋副委員長は22〜25日、南朝鮮に滞在する予定だという。
日本/
社民党の村山富市元首相らが訪朝した超党派の議員代表団のメンバーが14日、都内のホテルで会合を開き、休眠状態になっている日朝友好促進議員連盟を、来年1月の通常国会を目途に再発足させることを決めた。会長には、村山元首相が有力視されている。
朝鮮「制裁」全面解除/官房長官が発表
青木幹雄官房長官は14日の記者会見で、日本政府が昨秋以来、朝鮮の人工衛星打ち上げを「ミサイル発射」だとして実施していた「制裁措置」を全面解除すると発表した。
この日発表されたのは、制裁のうちまだ解除されていなかった国交正常化交渉再開と食糧支援の2項目だ。
国際/
軽水炉本工事へ/KEDO主契約署名で合意
朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)の大使級理事会が13日、都内で開かれ、朝鮮に供与する軽水炉型原子炉(2基)の本体工事の主契約に署名することで合意した。15日には主契約が行われ、軽水炉建設は年内に本工事に移る見通しとなった。
報道によると、国連・世界食糧計画(WFP)のデビッド・モートン朝鮮駐在代表は14日、北京で記者会見し、朝鮮の食糧事情の現状について「状況は改善されたが、なお危機の状態は続いている」と述べた。モートン代表は会見で、99年の収穫は350万トンで、最悪だった96、97年に比べればかなり改善されたなどと明らかにした。