センサー/CATV拡大の見込み


 あさひ銀総合研究所は、成長著しいケーブルテレビ(CATV)の営業収益について、今後も堅調に推移し、1998年度の1931億円から、2000年度は2500億円に、2005年度には約4800億円に拡大するとの推計をまとめた。

 同研究所によると、CATVは近年、(1)消費者の多チャンネル志向 (2)インターネット接続などのサービス充実 (3)規制緩和による新規参入の増加と営業区域の広域化――などにより、最近6年間は年平均27%の高ペースで加入世帯を増やしている。

 今後はCS、BS放送と同様に、CATVにおいてもデジタル化が必要になる。新たな設備投資の負担や、放送方式を超えた顧客争奪戦の可能性などの課題もあるが、伝送効率の向上やパソコンとの接続、視聴者との双方向性の確保といったメリットが、成長の追い風にもなる。