本のプレゼント/紹介


本のプレゼント

「新・健康にいい靴選び」/日本靴総合研究会編

 聞き慣れない人もいようが、シュー・フィッターとは、靴を正しく足に合わせる技術者、つまり靴合わせのプロフェッショナル。

 その靴のプロたちが、体にやさしい靴選びのための110のポイントを「初公開」している。

 編者の日本靴総合研究会は、「靴は予防医学の立場で設計・製造・販売」すべき商品との考えで、靴製造、卸、小売、企画、靴型製造および関連資材の各企業などで構成されている。

 本書で足と靴と健康に関する基礎知識を身につけ、足に合った履き良い靴を選んでみては。

 定価=1200円。チクマ秀版社発行。東京都板橋区宮本町30―1。TEL  03・3965・1411

 

「女性にやさしい靴選び」/福原一郎著

 筆者は、日本でもっとも古い1872年創業の大塚製靴でシューズ・デザイナーとして50年間、靴の機能と服装にマッチした靴の研究に従事したベテラン。足と歩行の仕組み、靴の構造と歴史などは生きた知識となる。

 本書によれば、99%の人が靴選びに失敗し、「爪先が痛い」というトラブルが一番多いという。

 では失敗しないためにはどうすればよいのか。買う前に、足の長さ、太さ、幅を計測して「自分の足」をよく知ること。「靴選びのポイント8ヵ条」も参考に納得のいく靴選びを。

 定価=750円+税。三一書房発行。東京都文京区本郷2―11―3。TEL  03・3812・3131

出版社の寄贈−

 抽選で「新・健康にいい靴選び」5冊「女性にやさしい靴選び」5冊、計10人にプレゼント。はがきに希望書名と、〒住所、氏名、年齢、職業、電話番号を記し、朝鮮新報日本語版「健康・趣味」担当宛係(TEL  03・3260・5839、内線449)。12月31日必着。発送は来年1月6日以降。

−当選者の発表−

 「プレゼント」の当選者は次の人たちと決まりました。

 「粗食のすすめ 冬のレシピ」  長野・上田市の鄭美華さん、埼玉・川口市の金琴仙さん、東京・練馬区の韓                     仁さん、兵庫・西脇市の白永順さん、山口・下関市の金紗瑛さん。

 「世界を変えた野菜読本」     山口・下関市の李淑美さん、広島・安芸区の盧和子さん、福井・福井市の宋                     由美さん。

 

本の紹介

「土日を生かす家庭菜園」/長澤憲正著

 「ほんとうのグルメとは、自分で作ったものを、もっともおいしい時期に食べることではないでしょうか」(「まえがき」)と筆者はいう。

 しかし、普通の人にそんな「贅沢」が出来るのか。「サラリーマンが書いた家庭菜園実践手引」とうたっているように、ウィークエンドに合わせた計画に沿って作業をすれば、決してそれは不可能ではない。

 誰もが野菜の虜(とりこ)になってしまいそう。89年の第1刷以来、すでに15刷を重ねているロングセラーの秘密が良く分かる。

 定価=1330円。農山漁村文化協会発行。東京都港区赤坂7―6―1。TEL  03・3585・1141(代表)。


「98年病歴諸統計」/医療法人同友会 共和病院

 共和病院に入・退院した患者(98年1月1日〜12月31日)の退院カルテから主治医が記載した妙録(入院のまとめ)の情報をコンピューターに入力し、その積み上げた情報を諸統計として、同病院の病歴室がまとめたもの。

 疾病分類は、厚生省大臣官房統計調査部編第10回修正「疾病・傷害および死因統計分類提要」ICD―10準拠を使用。目次は (1)退院患者数 (2)退院患者の疾病分類 (3)悪性新生物患者 (4)死亡患者 (5)手術などに関する統計からなる。

 1989年から統計を取り始めて本号で10号となる。同胞の疾病の状況、疾病をもつ年齢構成、ガンをはじめとする死亡状況などが分かる。

 大阪市生野区勝山南4丁目16―10、TEL  06・6718・2221(非売品)。