総聯大阪が「ウリ分会ハントンネ運動」
総聯大阪府本部管下の各分会では昨年末から、地域同胞の抱える生活上の問題を分会を通して解決し、同胞から支持と信頼を寄せられる「同胞密着型」の分会になることを目指す「ウリ分会ハントンネ(1つの地域)運動」を行っている。
これと関連して分会長、分会委員らの初の集いが1月30日、大阪市内で行われ、総聯府本部の呉秀珍委員長をはじめ320余人が参加した。
集いではまず呉委員長があいさつし、同胞の人口密度が濃い大阪で、同胞の生活に最も近い分会がその役割を高めることの重要性について強調した。
各分会では成果をもって、10月に開かれる第19回分会熱誠者大会を迎えようと呼びかけた。
「ハントンネ運動」では、昨年5月の総聯18回全体大会で打ち出された生活・権利重視の方針を具現していくことが提起されており、2001年に開かれる総聯第19回全体大会まで、今後3年間にわたって行われる。
「同胞たちの喜びは分会の喜び、喜びも悲しみも一緒に分かち合おう!」「私たちはハントンネ、同胞たちと共に生きよう!」などのスローガンのもと、分会を同胞たちのニーズに合わせた「同胞密着型」の組織に転換させ、その役割を高めることが目標。総聯支部の指導のもと、各分会ではそれぞれの実情に合わせた運動を行う。
こうした目標に従い、今回の集いでは(1)結婚相談、就職斡旋、教育問題、税金・融資斡旋など、同胞らが抱える生活上の問題解決に当たる(2)分会独自のイベント開催(3)朝鮮学校支援の運動、朝・日親善運動などを一層前進させる(4)分会委の役割再考――などを運動の柱にすることが合意された。
また集いでは、東成支部中本分会の洪訓一分会長、女性同盟中西支部矢柄東分会の李要仙分会長が討論し、分会委員の1人1人が役割を高め、分会を同胞たちの生活のよりどころにしていこうなどと、運動への意欲を語った。
2部では大阪朝鮮歌舞団の公演があり、参加者らは運動への決意を語りながら楽しい一時を過ごした。