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総聯中央責任副議長が民主党本部で菅直人代表と歓談


 総聯中央の許宗萬責任副議長は南昇祐国際局長と共に18日、東京・永田町の民主党本部を訪問し、菅直人代表と歓談した。伊藤英成副代表と羽田孜幹事長、鳩山由紀夫幹事長代理、海江田万里国際交流委員長、大畠章宏総務が同席した。

 許責任副議長は席上、朝・日関係は現在大変厳しい状況を迎えているが、厳しい時だからこそ互いの意思疎通と交流を、活発にすることが大事だと強調した。そして朝・日の歴史で不幸な時期は瞬間にすぎないとして、今世紀中に国交正常化を実現することは両国人民の願いであり、政治家に課せられた歴史的課題だとし、必ず不幸な過去を清算して新しい世紀を迎えるべきだと述べた。

 また、朝・日間の3党共同宣言(90年)、4党合意書(95年)を通じて関係正常化に対する意思の確認はされており、共和国の立場に変わりはないとしたうえで、ボールは日本側にあるとし、民主党が国交正常化に尽力してくれるよう期待すると述べた。

 さらに、責任副議長は民族教育の問題と関連して、日本政府が朝鮮学校に対して、日本の私立学校並みの助成金の給付と朝鮮学校卒業生への国立大学受験資格を認めるなどの措置を取るよう協力を要請した。また「参政権」の立法化などは、在日朝鮮人の総意ではないとして、民主党がこの問題に慎重に対処するよう求めた。

 菅代表は、今世紀中に日朝関係を改善しようとすることについては民主党も同じ意見だとしながら、日朝間の不幸な過去を正しく清算し、明るい新世紀を迎えるために努力すると述べた。