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中・四国、九州地方初級部サッカー大会


 金正日総書記誕生57周年に際し、中・四国、九州地方初級部サッカー大会が2月6〜7日、福岡市の青松園グラウンドで開かれた。中・四国、九州地方の各朝鮮初級学校から九チーム(10校)、135人の選手が出場し、広島初級チームが優勝した。

 初日に3組に分かれて予選リーグが行われ、2日目に決勝トーナメントと順位決定リーグが行われた。

 決勝トーナメントには、予選リーグを1位で突破した北九州、広島、下関の各チームと、予選リーグ2位チーム中最高成績の倉敷が進出した。

 準決勝では、北九州が下関を3―1で、広島が倉敷を2―0でそれぞれ下し、決勝進出。北九州と広島による決勝戦は、昨年と同カードだ。

 2連覇を狙う北九州と、それを追う立場の広島の対戦は、激しい点の取り合いとなり、前半終了の時点で3―3。後半19分に広島が4点目を追加して勝ちを決めかけたものの、ロスタイムに入って北九州が1点返して再び同点となった。延長戦も0―0のまま終了したが、PK戦でGKの好守が光った広島が5―4で勝ち、念願の優勝を手にした。

 2位は北九州、3位は倉敷。また11人の選手に優秀選手賞が贈られた。

 同大会で審判を務めた、福岡市サッカー協会に所属する日本の審判員らは「朝鮮学校にはスピード、力のある選手が多く、全般的な技術レベルは高い。今後、全国大会にも出場していくだろう」と話していた。

 2日間の大会中、昼食を用意したのは地元の福岡初中オモニ会。温かい豚汁やカレーなど、心のこもった手作りの昼食は、選手たちはもちろん、岡山、倉敷など各地から応援に訪れた父母らにも大好評だった。