sinboj_hedline.gif (1986 バイト)

千葉朝鮮初中級学校で器物破損、落書き事件/警察に犯人逮捕、再発防止措置を申し入れ


 千葉朝鮮初中級学校(千葉市花見川区)で、何者かによって窓ガラスが割られるなどの事件が発生。これと関連して、金白東校長をはじめ同校代表らが2日、千葉西警察署を訪れ、犯人を早期に逮捕し再発防止のための措置を取るよう申し入れた。

 同日朝、同校職員が出勤したところ、運動場を囲む塀の外側部分に、縦1メートル30センチ、幅5メートル50センチにわたり「ちょうせん人しね」「ちょうせんばか」と落書きされ、校舎の玄関付近などの窓ガラス9枚が割られているのを発見した。職員が不在だった前日夜から2日未明にかけての犯行と思われる。

 千葉西署を訪れた金校長ら一行は、柴崎利弘署長あての申入書を提出。申入書は、昨年10月に総聯千葉支部副委員長が殺害され千葉朝鮮会館が放火される事件が起きたことに言及しつつ、今回も単なるいたずらや偶発的な事件ではなく、政治的意図を持って企てられたものだといわざるを得ないと指摘している。

 一行は席上、校庭内にまで侵入する手口は極めて悪質であり、生徒や父母らに大きな不安を与えているとして、速やかな犯人逮捕と再発防止措置を求めた。

 応対した澤田哲夫刑事官らは、極めて卑劣な犯行であり1日も早く犯人を逮捕したい、再発防止のために学校周辺のパトロールを強化したいなどと話した。