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共和国の主張・論調


反北対決の中で「離散家族解決」など問題外/(労働新聞2日付)

 南朝鮮の康仁徳・統一部長官は最近、離散家族問題を解決すると言ったが、反北対決の銃声が絶えない中で離散家族問題を解決するのは、話にもならない。根本的で原則的な問題である政治軍事的対決状態が解消されれば、南北間の和解と協力の関係も強化され、離散家族問題も解決できる。

 南北間にはすでに合意書が採択されており、実行問題のみ残されている。南当局は合意書も実行せず、停戦協定締結の当事者でもないのに「平和協定締結」を唱えるが、真剣に和解と協力を望むならば、誤った思考は捨てるべきだ。

 

侵略狙った在日米軍司令官の「支援」発言/(労働新聞2月27日付)

 リブシー在日米軍司令官が最近、朝鮮半島「有事」の際には沖縄の在日米軍が直接、駐南米軍と南朝鮮軍を支援すると公言したのは、駐南米軍と在日米軍が第2の朝鮮戦争挑発のための侵略軍であり、アジア太平洋地域を支配圏に置くという米国の軍事目的を実現するためのものだと自ら暴露するものだ。

 朝米は交戦状態にあり、任意の時に戦争が起こりかねない。しかし、朝鮮半島には戦争を防げる制度的装置がない。朝鮮半島で戦争を防ぎ、平和と安定を保障するには、南から米軍が撤退し、朝米間に平和協定が締結されなければならない。すべては米国の態度にかかっている。

 

許せぬ自民党議員の「干ぼし」発言/(2月26日発朝鮮中央通信)

 自民党「危機管理プロジェクトチーム」の議員らが最近、「北朝鮮は何年か干ぼしにすればいい」「(体制を)崩壊させた方が早いのではないか」と相次いで発言したのは、自然災害により食糧問題解決で困難を経ている共和国をどうにかしようという企みの表れであり、人道的理念による各国と国際機関の食糧支援に反対するものだ。

 同チームの座長が昨年、共和国の人工衛星打ち上げを悪質に中傷した額賀前防衛庁長官であることから、その反動的性格が分かる。過去に朝鮮人民に計り知れない不幸と苦痛を与えたばかりか、今日に至っても朝鮮人民を飢え死にさせれば良いと言っている事実は、日本政府の「日朝関係改善」「会談再開」「人道支援」などの発言が世論を欺く狡猾な2面戦術にすぎないことを物語っている。

 

一考の価値もない南の「5者会談」提案/(2月26日発朝鮮中央通信)

 南朝鮮当局が「6者会談」の事前段階として「5者会談」を持ち出し、東北アジアの平和と安保について論議すると騒いでいるのは、外勢にしがみついて余命を長らえようというもので、一考の価値もない。

 東北アジアの平和と安保における焦眉の問題は、朝鮮半島の平和保障と南からの米軍撤退問題であり、朝鮮半島問題は朝米間で解決すべき問題だ。こうした状況下で、問題の本質や当事者関係も考えずに「6者」や「5者」を持ち出すのは、問題解決を複雑化させようとするものだ。

 また、「6者」構想には日本が積極的に歩調を合わせているが、朝鮮とアジアへの再侵略を追求する日本が朝鮮半島問題に介入し、漁夫の利を得ようとしているのは明らかだ。