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朝鮮中央通信、金剛山観光費用の「軍事費転用」を否定


 【3日発朝鮮中央通信】南朝鮮の千容宅・国防部長官が最近の「国会」で、「北に支払われる金剛山観光費用が軍事費に転用される可能性を排除できない」と発言し、康仁徳・統一部長官も、統一外交通商委員会で同様の発言をした。

 これらの発言は、朝鮮アジア太平洋平和委員会が鄭周永・現代グループ名誉会長の発議を重んじて講じた同胞愛的な措置に基づき、現在進められている金剛山観光事業を何としてでも遮断しようとする政治的企図を露にしたものだ。

 われわれはこれを通じて金剛山観光開発が継続できるのか、あるいは中断してしまうのかという憂慮を抱かざるを得ない。われわれが金剛山観光事業を進める措置を講じたのは、商業目的ではなく、この事業を通じて北と南が互いに信頼し、団結、協力するという祖国統一のための民族大団結を実現するためだ。南当局者がこれに「金銭措置」のレッテルを貼り「軍事費転用」とねつ造するのは許されないことだ。

 こうした事実は、南朝鮮当局者が機会あるごとに主張している「政経分離」「交流」「協力」なるものが、本心ではなく、反北対決政策を覆い隠すためのものにすぎないことを物語っている。  (朝鮮通信)