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青商会第4回総会


 在日本朝鮮青年商工会(青商会)の第4回総会が6日、大阪市内のホテルで行われ、総聯中央の呉亨鎮副議長、青商会中央常任幹事会の曺吉守会長と宋元進直前会長、各地方組織の会長、幹事、会員らが参加した。

 総会では、昨年1月の第3回総会以降の活動の成果・経験を総括し、21世紀に向けての課題を討議。民族性と経済生活情報活動の2つを軸に、会員間のネットワークをより組織化・体系化していく方針が採択された。会長には曺吉守氏が再選された。

 呉副議長があいさつし、情勢・景気とも多難を極める中、青商会では斬新な活動を繰り広げて同胞社会に活気をもたらしたと指摘。21世紀を前に、青商会に対する期待は大きいと話した。

 次に、曺会長が「祖国愛、民族愛、同胞愛あふれる豊かな同胞社会のための青商会活動の新たな発展をなしとげることについて」と題して報告。この1年間の第3期事業での成果として、全般的な事業・組織体系確立で前進があった②民族性を守り同胞社会に貢献する事業を展開した③会員らに実利を還元する経済・情報活動を推進した④共和国創建50周年祝賀代表団の祖国訪問とこれを通じた活動の跳躍台を作った――の4点を指摘。そのうえで、今後も「豊かな同胞社会のために―広げよう会員たちのネットワーク」とのスローガンを掲げて行くことを強調した。

 曺会長はまた、青商会が目指すネットワークの内容として、「民族ネットワーク」と「情報ネットワーク」の2つを提示。民族愛に基づいた広範な同胞青年との交流と民族教育事業を中心にした社会活動、会員らに実利を還元する生活情報・ビジネス情報活動を繰り広げ、より組織化・体系化された会員ネットワークを築いていくことを、第4期の最優先課題と定めた。

 同時に、祖国統一と祖国支援事業、朝・日国交正常化を見据え、日本の青年団体や30代の政治家との交流を進めることなども提起した。

 総会ではまた、経営企画部と財政部、「ウリ民族フォーラム99」を準備中の兵庫県青商会から報告の補足があり、東京、大阪、群馬の各地方青商会の代表らが活動経験について討論した。

 人事では曺会長が再選されたほか、許宗、金永浩、崔英俊、尹吉恵、尹太、鄭明水の各副会長、李洪一幹事長、兪元、李長五の両副幹事長、殷鐘仁経営企画部長、黄元奎、李英一、李元植の各常任幹事ら役員らが選出された。
 総会に続き、朝鮮大学校政治経済学部の韓東成教員が、「同胞社会の未来像と青商会運動」と題して講演した。