人道支援の悪用を非難/共和国水害対策委、談話を発表
共和国水害対策委スポークスマンは15日、最近、共和国に対する国際的な人道支援を不純な政治目的に悪用しようとしている動きが多発していることと関連して、談話を発表した。
談話は、フランスのテレビ局「フランストロワ」が最近、われわれの社会主義制度を中傷する番組を放映したことがその代表的な実例だとしながら、次のように指摘した。
番組は重大な罪を犯して祖国を裏切った反逆者が、南の謀略家が作成した脚本に沿ってわれわれの体制を中傷し、経済状況をわい曲した内容となっている。
とくに共和国での人道支援活動に参加している「飢餓反対行動」などの一部非政府組織(NGO)のメンバーを登場させ、支援地域での分配立ち会いを誹謗したばかりか、支援活動とは何の関係もない政治問題を持ち出し暴言を吐かせた。
南の情報機関が共和国に対する国際的な人道支援を破たんさせる目的で、この4年間、共和国で300万人が餓死したというデマを流しているのと時を同じくしていることから、決して単純な事件とは思えない。
これは国際的な人道支援を利用して、共和国の「体制」を「瓦解、転覆」させようとする敵対勢力の策動が極度に卑劣になっていることを示している。
われわれは国際的な人道支援が被害住民の生活安定と被害復旧に効果的に利用されるようあらゆる努力をし、支援機関の活動に誠意を持って協力している。
純粋な人道主義精神に即した支援は歓迎するが、政治的条件が付いた目的の支援は受け入れないという、われわれの原則的な立場は一貫している。(朝鮮通信)