兵庫同胞生活相談センターの神戸西出張所が開設
兵庫同胞生活相談センターの神戸西出張所が16日にオープンした。
総聯兵庫県本部では、1997年に同センターを開設。この間に受け付けた相談は500件を超えている。
中でも、住宅や店舗、事業所の立ち退き・移転問題を中心に、95年の阪神・淡路大震災で被害が大きかった、総聯西神戸支部、須磨垂水支部、明石支部管下の同胞からのものが多かった。神戸西出張所の設置は、こうした現状に対応したもの。同出張所はこれらの問題のほかにも、相続、交通事故、社会福祉、人権、差別、国籍問題などの相談にも対応していく。
この日の開設式には総聯県本部の李文伊委員長をはじめ、活動家と同胞、行政の関係者らが参加した。
式では李委員長と、市西部都市整備課の向来稔課長があいさつ。「これを機に、地域同胞の生活・権利擁護にいっそう力を入れて行く」(李委員長)などと述べた。またセンターの趙富雄所長は、「被災した同胞らがより安定した暮らしを送れるよう尽力して行きたい」と話した。
※住所=神戸市長田区神楽町4−2−25、TEL078−611−1411