堅忍不抜の力で、近い将来強盛大国を/朝鮮中央通信
22日発朝鮮中央通信によると、共和国は現在、堅忍不抜の力で生産を正常化させて経済全般を軌道に乗せ、人民生活を安定させようと努力を重ねているとして、次のように報じた。
1990年代に入り、社会主義を建設していた多くの国で資本主義が復活したのに乗じて、帝国主義者が社会主義朝鮮を孤立、抹殺しようとしたことは、社会主義市場の崩壊で厳しい状況にあるわが国の経済発展に少なからぬ障害を与えた。
とくに、数年続きの大雨と干ばつ、高潮、台風などにより、多くの産業施設や設備が浸水、破壊された。また、動力や原料、設備、資材の不足は経済全般に影響を及ぼし、消費物資の需要も満たせなくなった。
こうした影響は農業部門に著しく表れた。昨年だけを見ても、数万ヘクタールの農耕地で収穫がなく、主要穀倉地域でも穀物生産が平年の半分かそれ以下になった。結果、今年の食糧事情も非常に厳しいものとなった。
しかし、共和国は堅忍不抜の力で、近い将来、絶えず繁栄する強盛大国を建設するだろう。
最近、様々な問題が成果裏に解決されている。例えば、昨年8月には人工衛星「光明星1号」を軌道に乗せて衛星保有国の仲間入りをし、今年2月には酸素熱法による鉄生産法の工業化により、金属工業の主体性と自立性がさらに強まった。30万倍電子顕微鏡の完成で、先端科学分野の研究活動も強化された。
食生活の問題を解決する展望も開かれ、各国との経済交流と共同開発、合作を多方面で発展させる有利な条件と環境も整った。現在、原油をはじめ有望な資源を共同で開発するための国際的協力が急速に進められている。(朝鮮通信)