味じまん/朝鮮食品の店(東京・国分寺)
金剛山歌劇団に所属していた当時、地方公演で各地のオモニたちが振る舞ってくれた手作りキムチを食べ尽くし、その味を「舌で覚えた」という店主の林玉順さん(32)。その経験を生かし、2月1日に「林(リム)さんのキムチ」をオープンさせた。
「学生時代には食べ盛りの弟3人の食事を、歌劇団時代には団員たちの食事を作った。みんな朝鮮料理が大好き。おかげで私のレパートリーはすべて朝鮮料理」と林さんは笑顔で話す。
自慢は何と言っても白菜のキムチ。本場から取り寄せた唐辛子が程よい辛さとまろやかさを出す。100グラム150円と、他店に比べても格安だ。「林さんのキムチ以外の物はもう食べられない」と毎日通う常連さんも。
ほかに牛すじ煮込み、チヂム、キムチポッカ、豚耳の和え物、朝鮮風納豆、ハチノスの煮込みなど、日替わりの手作り惣菜も人気だ。
朝鮮民謡が流れる店内には、朝鮮料理に欠かせないヤンニョムジャンなどの調味料や冷麺、トック、レトルトパックのコムタンやユッケジャンなど、約60種類の多彩で豊富な商品が並ぶ。
林さんは「朝鮮の家庭料理を1人でも多くの人に手軽に食べてもらいたい」と話す。
※営業時間PM1時〜3時と4時〜8時。
JR国立駅下車、戸倉循環行きバス富士本3丁目下車徒歩5分。
TEL 0425−77−0507