全国高校ボクシング選抜フェザー級で準優勝/大阪朝高の金太洙選手
大阪朝鮮高級学校の金太洙選手(高2)が、3月25〜28日に広島市中区スポーツセンターで行われた第10回全国高等学校ボクシング選抜大会のフェザー級で準優勝した。
同大会には大阪朝高から金太洙選手のほか、秋永秀(ライト級、高2)、金基文(ライトウェルター級、同)の3選手が出場したが、秋永秀、金基文選手は初戦で判定負けした。
大阪朝高ボクシング部主将を務める金太洙選手は2回戦から出場。
初戦は作新学院(関東ブロック代表)の選手を3ラウンド29秒RSCで下し、続く準決勝では駿台学園(東京ブロック代表)の選手に5―0の判定で圧勝した。
津久見高校(九州ブロック代表)の選手と対戦した決勝戦は、金選手が終始主導権を握って相手を圧倒する展開となった。会場にいた誰もが金選手の勝利を確信したが判定は1―4、レフェリーが手をあげたのは金選手ではなかった。
金選手は両頬を涙で濡らしながら「目標は夏のインターハイ制覇。今大会で明らかになった課題を克服して、必ず金メダルを取りたい」と力強く語っていた。(関連記事)