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シドニー五輪めざす共和国選手


 2000年代最初の五輪となる来年の第27回夏季五輪シドニー大会への出場権を賭け、共和国の選手たちの熱きたたかいが始まる。各種目の代表チームは今年、アジア予選や予選を兼ねた世界選手権に相次いで臨む。このほど明らかにされた共和国の今年度の国際大会参加計画によると、出場するのは男女サッカー、女子バスケットボール、男女ハンドボールなど。中でも、女子バスケなどは日本で開催され、同胞の期待と関心も高い。共和国が挑む主な競技を紹介する。

 

男子サッカー

 5月から始まるシドニー五輪アジア1次予選に出場する。

 予選では、参加36チームを4チームずつ9組に分け、それぞれ2試合ずつ計6試合、組別のリーグ戦をたたかう。各組の1位、計9チームが9月のアジア最終予選に進出。最終予選では、3チームずつ3組に分かれてリーグ戦を行い、上位3チームがアジア代表の資格を得る。

 共和国が属するのは、中国、ベトナム、ミャンマーと同じ第7組で、5月23〜29日にベトナムで第1戦、6月12〜18日に中国で第2戦を行う。

女子サッカー

 6月19〜7月10日に米国で開催される第3回女子ワールドカップ(W杯)に出場する。

 16チームを4チームずつ4組に分けて1次リーグを行い、各組上位2チームが決勝トーナメントに進むとともに、五輪への出場権を獲得する。共和国はA組で、対戦相手はナイジェリア(6月20日)、デンマーク(24日)、開催国で96年アトランタ五輪優勝の米国(27日)。

 昨年12月のアジア競技大会(バンコク)では決勝戦で強豪・中国と対戦し、終始優勢を保ちながらも0−1と惜敗。W杯本選はその雪辱戦となる。

柔道

 五輪予選を兼ねる第28回世界選手権(10月7〜10日、英国・バーミンガム)の女子に、アトランタ五輪の金メダリスト、ケ・スニ選手が出場する。

レスリング

 五輪予選を兼ねる第34回フリースタイル世界選手権(10月8〜10日、トルコ・アンカラ)に参加。

卓球

  五輪予選を兼ねる第45回世界選手権(4月26〜5月10日、ユーゴスラビア・ベオグラード)に参加。ユーゴ情勢と関連して、開催地の変更もあり得る。

体操

 五輪予選を兼ねる第34回世界選手権(10月9〜16日、中国・天津)に参加。

重量挙げ

 五輪予選を兼ねる第70回男子世界選手権と第13回女子世界選手権(11月6〜17日、ギリシャ・アテネ)に参加。

 

日本で予選開催される競技

 注目は日本で行われる、シドニー五輪予選を兼ねる第18回アジア女子バスケットボール選手権(5月1〜9日、静岡)と、ハンドボール・シドニー五輪アジア予選(来年1月24〜31日、熊本)。共和国は、女子バスケに18人、ハンドボールには男女計23人の選手を送り込む。

 また、日本開催ではないが、男子サッカーの強化合宿には、在日同胞選手の梁圭史(20、在日朝鮮蹴球団)、鄭容臺(21、朝鮮大学校経営学部4年)両選手が合流しており、代表選出がなるか期待される。

 五輪予選以外でも、第21回世界アマチュア囲碁選手権(6月7〜11日、大分)、第8回東アジア・ジュニア卓球選手権(8月25〜26日、大阪)、アジア・フィギュアスケート選手権(10月21〜24日、日本、開催地未定)など、日本開催の国際大会に共和国選手が参加する。