民主労総、第2段階のゼネストへ
南朝鮮当局と企業の一方的な構造調整強行に反対し、大規模な反「政府」闘争を展開中の全国民主労働組合総連盟(民主労総)は24日、ソウル・マロニ公園で抗議集会を開いた。
民主労総は集会で、(1)構造調整と整理解雇の中止(2)労働時間の短縮(3)失業者保護制度の整備(4)産業別労使交渉システムの保障――の4項目の履行を当局に再度要求し、当局が公権力による労働者弾圧を続ける場合には、第2段階のゼネストに突入すると宣言した。
同日、民主労総傘下の全国金融労連の組合員2万人も汝矣島公園で集会を開き、金融部門の構造調整の撤回を要求。これが受け入れられない場合には、5月中旬から民主労総のゼネストに合流すると明らかにした。また、ソウル駅前広場では労働者、農民、失業者ら2000余人の参加の下、連帯集会が開かれた。
一方、25日には、民主労総傘下の全国公共運輸社会サービス労働組合連盟(公共労連)所属で、4万余人を網羅する最大労組、「韓国通信」の組合員2000余人が、高麗大でろう城闘争に突入した。
またソウル大では、ろう城中のソウル地下鉄公社労組の組合員に対し、当局が武装警官2000人を投入して弾圧したが、これに対し組合員らは緊急抗議集会を開き、公権力で弾圧を強行した当局を非難した。
朝鮮日報のわい曲報道に抗議
公共労連所属の組合員300余人は23日、朝鮮日報22日付の「ソウル地下鉄労組が明洞聖堂に機関士300余人を監禁している」との報道は、労組が「暴力集団」であるかのような印象を人々に植え付ける完全な事実わい曲だとして、ソウルの朝鮮日報社前で抗議集会を開いた。参加者らは「偏向報道・管制言論」と書かれたプラカードを掲げてゼネストの正当性を主張、抗議文を手渡した。 (関連記事)