「改革失踪、危機極限」/南の80人が時局声明
南朝鮮の「市民改革フォーラム」は22日、ソウル市内で記者会見を開き、「金大中政府の改革失踪を批判する」と題する時局声明を発表した。
声明は「市民団体の意見は徹底して無視され、改革は失踪し、国家の危機感は極限に達した。とくに、200万人以上の失業者問題によって、労使の葛藤はかつてなく深刻だ」と指摘し、「金大中大統領は、政権再創出ではなく、根本的な問題解決を目指して、挙国的な改革作業に臨むべきだ」と主張した。そして、(1)権力型の不正を防ぐ特別検査制度の導入(2)実質的な社会安全システムの構築(3)財閥改革――などの集中解決策を講じるよう求めた。
声明には、クリスチャンアカデミーの姜元龍理事長や「韓国労働組合総連盟」の朴仁相委員長ら各界人士80余人が署名している。
金大中「政権」下ではこれまで、構造調整の撤回や「政治犯」釈放など、部分的な施策に対する抗議声明はあったが、今回のように全般的な政策を非難する声明が、時局声明という形で発表されたのは初めて。