ニュースフラッシュ
ユーゴ憲法節で大統領に祝電/金永南委員長
日本画家の平山郁夫氏が訪朝
平壌に災難対処センター開館/赤十字、赤新月社の後援で
南の失業率8.1%、失業者170万人に
南当局、訪北の黄さんに懲役2年/保安法違反で
元安企部幹部の人権会議参加に抗議/南の市民団体
最高人民会議常任委員会の金永南委員長は26日、ユーゴスラビアの憲法節に際して、同国のミロシェビッチ大統領に祝電を送った。金委員長は祝電で、国の平和と繁栄、領土保全を目指す大統領と人民の活動で成果があることを願うとともに、両国間の親善協力関係がより発展するものとの確信を表明した。
また23日には、南アフリカの国慶節に際して、同国のマンデラ大統領に祝電を送った。(朝鮮通信)
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の親善大使で画家の平山郁夫氏を団長とする、ユネスコ壁画古墳保存設備協力代表団が24日、空路平壌に到着した。また、コンゴ共和国の外務、協力、フランス語使用の各省代表団(団長=コヤ・エンカムベ・ジャン・レネ副書記長)も同日、平壌に到着した。(朝鮮通信)
赤十字・赤新月社国際連盟の後援によって建てられた共和国赤十字会災難対処センターが開館し、23日に開館式が平壌で催された。
同センターの開館によって、共和国赤十字会は今後、起こり得る自然災難に適切に対応して、効果的な支援を提供できるようになった。また、職員の育成をはじめ、同会の人的、物的資源の醸成を1段階、高い水準で行えるようになった。(朝鮮通信)
南朝鮮の統計庁は22日、3月の雇用動向をまとめ、同月末現在の失業率が前月比0.6ポイント減の8.1%、失業者数は同8万1000人減の170万4000人となったと明らかにした。
1982年7月の月別調査開始以降の最悪値を、前月まで4ヵ月連続で更新していたが、数字の上では若干、持ち直した。しかし、これはあくまで当局発表であり、労働組合側の試算では、失業者総数は400万人以上と言われる。
南朝鮮当局は22日、祖国統一汎民族青年学生連合南側本部「韓国大学総学生会連合」代表の黄嬋さんに対し、「国家保安法」上の「賞賛、鼓舞および会合、通信罪」を適用し、懲役2年、資格停止2年の実刑判決を下した。
黄さんは昨年8月、同じく代表の金大元さんとともに北京経由で訪北し、北側歴史遺跡共同踏査や学術討論会、板門店で開かれた「民族の和解と団結、統一のための大祭典」(8・15統一大祭典)などに参加、11月に板門店を通じて南側に帰還直後、南当局に拘束されていた。
南朝鮮の人権団体「拷問議員を審判する市民の会」は19日、スイス・ジュネーブで開かれる世界人権会議に鄭亨根議員が南の代表として参加することに抗議し、鄭議員がソウルを発った直後、ジュネーブに代表を送った。
同団体は、鄭議員が全斗煥、盧泰愚「政権」下で「国家安全企画部」(現「国家情報院」)の対共捜査局長を務め、謀略事件や民主人士への拷問、人権侵害行為の隠ぺい工作などを直接指揮してきた人物であることを問題視し、鄭議員の世界人権会議参加に抗議してデモを繰り広げていた。今回、ジュネーブに代表を送ったのも「鄭議員の会議参加を阻止する」のが目的だという。