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「民族の心」で岡山同胞異業種交流会


 岡山同胞異業種交流会「セナル会」の第28回学習会「民族の心」が4月19日、都窪郡早島町の岡山テルサで行われ、同胞商工人ら30余人が参加した。

 この日の学習会では「同胞冠婚葬祭マニュアル」著者で総聯中央学院講師の朴礼緒氏が、「朝鮮民族の民族性と風習について」と題して講演した。

 朴氏は、最近、若い同胞たちの間で朝鮮の歴史や文化、風習に対する関心が高まっていると前置きし、各地でチョゴリファッションショーが行われたり、民族打楽器や民族舞踊のサークルが活発化している現状に言及。これらは、失われつつある民族性を取り戻し、もとの自分の姿に戻ろうとする一種の帰巣本能の表れだと指摘した。

 朴氏は、習慣、風習、気質に見る朝鮮民族の民族性の特徴などについて語りながら、参加者らに対し、まず自分自身の民族性を良く知り、それを子供たちに伝えて欲しい、と呼びかけた。

 参加者らは「何気なく続けてきたことに込められた民族の伝統を知ることができ、勉強になった。若い父母や子供らもこうした話を聞く機会があればいい」などと話していた。