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民主労総大会、構造調整中止を当局に要求


 南朝鮮の全国民主労働組合総連盟(民主労総)はメーデーの1日、ソウル駅前広場で「全国労働者大会」を開き、一方的な構造調整と整理解雇の中止を当局に強く訴えた。

 大会には、傘下の各労組の組合員、大学生ら約2万5000人が参加。同じく傘下の全国事務金融労連と民主タクシー労連は、ソウルのマロニ公園とタプコル公園でそれぞれ集会を開いた後、大会に合流した。

 李甲用委員長は報告で、「労働者たちは生存権を奪われた。これ以上は引き下がれない」と述べ、12日に、傘下の金属産業労連と全国病院労連のゼネストを中心に、傘下17労組が参加する「5月総力闘争」に突入すると宣言した。

 また、民主労総が提示した要求を当局が引き続き固辞した際には、より大規模な反「政府」闘争に入ると明言するとともに、「当局が要求を受け入れるための対話に臨むというなら、われわれはいつでも協議に応じるつもりだ」と語った。

 大会後、参加者は明洞聖堂までデモ行進した。

 一方、ソウル地下鉄公社労組などが所属する民主労総傘下の全国公共運輸社会サービス労働組合連盟(公共労連)は3日、中央執行委員会会議を開き、ソウル地下鉄労組のゼネスト再突入をはじめ、傘下109労組が14日、一斉にゼネストに突入すると決定した。

 公共労連の代表らは6日に記者会見し、「ソウル地下鉄労組が『職場に復帰すれば交渉に応じる』という条件の下、ゼネストを一時中断したにもかかわらず、公社側は約束を破り、いまだ交渉に応じていない」と非難し、公社側に労使間交渉を強く促した。

 

「韓国労総」もメーデー記念大会

 「韓国労働組合総連盟」(「韓国労総」)は1日、組合員2000余人の参加の下、ソウル・江西区で「メーデー記念大会」を開き、構造調整の中止や労働者の生存権確保などを求める決議文を採択した。また、労働者の政治勢力化を推進すると宣言した。