ニュースフラッシュ
各地で日照り続き農作物に被害
民主労総が第2次ゼネスト/金属労連など傘下3労連
共和国代表団、WHO総会参加へ
ナチス凌ぐNATOのユーゴ空爆/駐朝大使
中国・丹東市代表団と会見/朴名誉副委員長
米の「テロ支援国」規定を非難/外務省代弁人
13、14日発朝鮮中央通信によると、共和国では今年に入り、西からの暖かく乾燥した空気の影響で降水量が激減し、日照りが続いている。
1月から5月10日までの道別降水量を見ると、平壌市と平安南道が76〜117ミリ(平年比マイナス33〜56ミリ)、平安北道と慈江道が81〜153ミリ(同7〜31ミリ)、黄海南北道が58〜144ミリ(同51〜110ミリ)、江原道が68〜240ミリ(同40〜146ミリ)、咸鏡南北道が23〜94ミリ(同21〜91ミリ)、両江道が42〜72ミリ(同4〜21ミリ)となった。清津では92日間、元山・咸興では119日間、雨がまったく降らなかった。各地ではあらゆる手段で農作物の被害を防止する対策を講じている。(朝鮮通信)
南朝鮮・全国民主労働組合総連盟(民主労総)傘下の金属産業労連、病院労連、民主タクシー労連が第2次ゼネストに突入した。金属産業労連では12日から13日にかけて、「韓国重工業」労組、江原産業労組、双龍自動車労組など130労組、計1万余人が一斉にゼネストに突入。13日には5000余人の参加の下、ソウル・龍山駅前広場で集会を開き、整理解雇の中止などを求めた。参加者は同日夜に漢江市民公園、翌14日には明洞聖堂でろう城闘争を行った。一方、病院労連ではソウル大病院労組など、民主タクシー労連でも労組委員長500余人がゼネストやデモを行った。
スイス・ジュネーブで開かれる世界保健機関(WHO)第52回総会に参加する共和国代表団(団長=崔昌植保健省副相)が12日、平壌を出発した。また、中華全国婦女連合会代表団(団長=劉雅芝・労働・社会保障部副部長)が11日、平壌に到着した。(朝鮮通信)
リュボミール・ジュキッチ駐朝ユーゴスラビア大使は12日に記者会見し、ユーゴの軍事対象物だけでなく民間対象物も破壊した北大西洋条約機構(NATO)軍の野蛮さと残忍さはナチス・ドイツをはるかに凌ぐもので、またユーゴ駐在中国大使館への空爆も史上例を見ないものだと非難。NATOの空爆が続こうとも、領土保全と国の自主権を最後まで守ろうというユーゴ人民の意志をくじくことはできないと語った。(朝鮮通信)
最高人民会議常任委員会の朴成哲名誉副委員長は10日、中国遼寧省丹東市親善代表団と平壌の万寿台議事堂で会見した。(朝鮮通信)
共和国外務省スポークスマンは10日、米国務省が4月30日に発表したテロに関する「年次報告書」の中で、共和国を「テロ支援国」と規定したことについて、次のように指摘した。
共和国は国連加盟国として、あらゆる形のテロと、テロへのいかなる支援にも反対する立場を堅持している。それにもかかわらず、米国がわれわれを「テロ名簿」に載せ続けているのは、旧態依然とした朝鮮敵視政策に起因する。米国は、朝米基本合意文に従って制裁緩和をはじめ敵視政策解消のために講じるべき措置を回避している自らの行為を、われわれに「テロ」のレッテルを貼ることで合理化しようとしている。 (朝鮮通信)