学友書房創立50周年/記念する集いと祝賀宴
学友書房創立50周年を記念する集いが15日、東京・千代田区の朝鮮会館で開かれ、総聯中央の徐萬述第1副議長、権淳徽副議長ら総聯と各団体の活動家、教育関係者、金永吉社長をはじめ学友書房の職員が参加した。
学友書房は1949年5月5日、朝鮮学校の教科書と各種参考書・教材、児童・生徒向けの雑誌、子供向け絵本などを出版する教育図書専門の出版社として創立した。当時の社名はウリトンム(私たちの友達)社。
徐第1副議長が祝辞を述べ、50年前の民族教育の草創期には教材を確保するのが一番大変だったと当時を回想しながら、学友書房の前身、ウリトンム社の創立の意義について強調。この50年間、教科書を含め1万2300点(2885万部)の書籍を出版、発行し、総聯の活動と民族教育事業の発展に大きく寄与したと語った。
記念報告をした金社長は、93〜95年に改定された現行の教科書が内外で高い評価を受けていると指摘。現在、120余点の初、中、高級学校教科書をはじめ、民族教育に必要な教材と書籍類を毎年約500種近く出版し、民族教育のレベルアップに貢献していると述べた。
そして今後も、各種教育図書類の内容と質を改善していく一方、2003年からのカリキュラム一部改定にともなう教科書改編の準備に取りかかりたいと述べた。
記念の集いに続き、祝賀宴が新宿区のアルカディア市ヶ谷で開かれ、許宗萬責任副議長、朴在魯副議長兼朝鮮新報社会長、権淳徽副議長らが参加した。