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「政権」危機脱出が狙い/南の内閣改造で朝鮮中央通信


 26日発朝鮮中央通信は、南朝鮮で24日に発表された内閣改造人事について言及した。

 同通信は、現執権者がこれほど大規模な改造に踏み切らざるを得なくなったのは、反民族的・反人民的政策によって悪化の一途をたどる現「政権」のイメージをどうにか払拭し、人々の間で日増しに高まる反「政府」の機運を抑えようという思惑があると指摘した。

 また、今回の改造で、同族を「主敵」と公言するなどして非難の対象となってきた、康仁徳・統一部長官と千容宅・国防部長官が更迭されたことにも触れ、現執権者が内閣改造に危機からの出口を求めても、外勢依存のファッショ的政策にこだわる限り、現状からは決して逃れられないと強調した。(朝鮮通信)

 【注】今回の人事では、統一部長官に林東源・前「大統領」府外交安保首席秘書官、国防部長官に趙成台・前陸軍第2軍司令官が任命されたほか、17人の閣僚のうち11人が交替した。残る6つのポストでも、不祥事による更迭などで、これまでに5つのポストで閣僚が交替しており、昨年2月の新「政権」発足当時の閣僚17人のうち、留任したのは金成勲・農林部長官のみとなった。なお、李鍾賛が辞意を表明している「国家情報院」長には25日、千容宅・前国防部長官が任命された。