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朝鮮中央通信、南執権者のロシア訪問で論評


 5月26日発朝鮮中央通信は、南朝鮮執権者のロシア訪問(27〜30日)と関連し、論評で次のように指摘した。

 南と外国の一部マスコミは今回の訪問と関連し、南の「太陽政策」「包容政策」に対する「支持」や「協力」を唱えている。南執権者自身も「安保分野での協力」について論じたうえ、朝鮮民族内部の問題を国際化する企図もさらけ出した。

 これらは、今回の訪問が反民族的で反統一的な対北政策への国際的な支持を得て、朝鮮半島の軍事的緊張状態を激化させる目的を追求する「請託外交」であることを示唆するものだ。

 見過ごせないのは、われわれのたび重なる警告にもかかわらず、朝鮮半島の周辺諸国が南に潜水艦などの武器を売り付けようとしていることだ。これは共和国への敵対行為にほかならない。とくに、米国がコソボ事態に絡めて「朝鮮半島の戦力空白を埋める」口実のもと、南の武力を増強している中での、周辺諸国のこうした行為は米国の横暴に手を貸すことになる。

 反統一政策を振りかざす南当局や、それに同調する国々の企みは破たんを免れない。われわれはこの動きを注視しながら、必要とあらば自主権に基づいて強い対応策を取るだろう。

 朝鮮人民の意思に背いて朝鮮問題を国際化するのは、民族の自決権と尊厳を無視し、統一を阻むものであり、決して許されない。南当局は反民族的で反統一的な事大行為をやめ、周辺諸国は反北対決政策に巻き込まれないように熟考すべきである。 (朝鮮通信)