慈江道楚山郡でミカン作り/150本の木を栽培
共和国北部の慈江道楚山郡で、南方で栽培されるミカンの木の栽培に成功し、注目を集めている。5月31日発朝鮮中央通信が伝えた。
ミカンは本来、温暖な気候のもとで栽培される果実で、寒冷地での栽培には向かない。海抜750メートル、領土の98%を山地が占める慈江道は、気温が年平均0.7〜7.6度にしか満たず、土地柄、ミカン栽培には適さないが、楚山郡では1991年から6年間の努力の末、97年に初めて栽培に成功した。
楚山郡では、黄海南道海州市から苗を持って来て、気候と風土に慣らすために12ヵ所に栽培場を設けて栽培している。瓦仁協同農場の山麓では、150本もの木が青々とした葉を付け、白色五弁の花も満開。現在も数百本の苗を育てている。