朝鮮中央通信、タイ紙の「北の麻薬密売」報道を否定
5月29日発朝鮮中央通信は、タイ紙バンコク・ポストが「北朝鮮が麻薬をアジアに持ち込む」と題した記事を掲載し、共和国の「麻薬密売」説を唱えたことについて、報道は事実無根であるとの論評を発表、次のように指摘した。
共和国には麻薬など存在せず、そのようなものを他国に密売することも絶対にあり得ない。ありもしないことをねつ造し、共和国が麻薬をアジアに流しているなどと非難したことに対し、驚愕を禁じ得ない。
同紙は昨年1月にタイで提起されたエフェドリン問題を再び持ち出したが、これは国連国際麻薬統制理事会の承認のもと、公式な手続きを経て合法的に行われたもので、不明の理由によって共和国の当該機関が大きな損失を被った問題でもあり、これについてはむしろ当方に言い分がある。
同紙が謀略記事をもって共和国を執ように中傷するのは、共和国の対外イメージを曇らせ、タイとの友好関係にひびを入れることに目的があり、この裏には、共和国の権威を損ねようとする米・日・南の政治的思惑が潜んでいる。共和国の「核・ミサイル問題」を持ち出して失敗するや、今度はタイ紙を利用して「麻薬密売」説を流したのだ。
誰であれ共和国の尊厳を傷つければ、そこから生まれる結果について全責任を負うことになろう。バンコク・ポスト紙も例外ではなく、必ず世論の非難を受けるだろう。(朝鮮通信)