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神戸朝高新たなスタートへ/県予選で準優勝の健闘


 インターハイ予選を兼ねた第43回兵庫県高等学校総合体育大会のサッカー部門の決勝戦は6日、神戸市内で行われた。

 5日に行われた準決勝で太子高校を1―1の同点の末PK戦で下し決勝に進出した神戸朝高の相手は、昨年度全国選手権3位の強豪、滝川第2高校。

 前半7分に先制を許した神戸朝高は、セットプレーから再三チャンスを作りながらも得点はできなかった。GK金炳徹選手の好守で相手の追加点を防いで0−1のまま後半に入り、点を取りに行ったが、逆に攻撃のすきを突かれて失点を重ね、結局0−4。インターハイ初出場は果たせなかった。

 結果は0−4だったが、神戸朝高の気迫や闘志は強豪滝川第2に決して引けを取るものではなかった。会場に駆け付けた同胞たちは、健闘した選手たちに惜しみない拍手を送った。

 金相煥監督は「自分たちのリズムでゲームができた前半に得点できていたら…。しかし、決勝進出を果たしただけでも選手たちはよくやったと思う。これからが新たなスタートだ。今日の点差を少しずつでも縮めていくために、今後も努力したい」と語った。

 GKの金選手は「(強豪校で有名な滝川第2も)全然手の届かない相手ではないことが分かった。決勝戦で表れた欠点を克服し、今後もすべての試合で勝ちに行きたい」と話していた。また主将でFWの金成治選手は「1点も入れられなかったのが悔しいが、これからが始まり。まずは近畿大会でいい成績を上げ、秋に行われる全国選手権の予選では今日の雪辱を果たしたい」と決意を語った。

 県大会準優勝となった神戸朝高は26〜28日、和歌山県で行われる近畿高校サッカー選手権大会に、大阪朝高とともに出場する。