南当局の文牧師追悼の集い妨害で参加者が共同声明
13日発朝鮮中央通信によると、北の民族和解協議会(民和協)と南の民主主義民族統一全国連合(全国連合)の共催で、1日に生まれ故郷の中国・龍井で行われた故文益煥牧師追悼の集いに参加した北、南、海外統一運動団体代表団が、南朝鮮当局を非難する共同声明を発表し、次のように指摘した。
北、南、海外の統一運動団体代表と同胞人士が一堂に会したこの集いは、自主、民主、統一に生涯を捧げた文牧師を回顧するとともに、民族の和解と団結、統一への確固たる意志を示した意義深いものだった。
それにもかかわらず、南の反統一勢力は、準備作業に関する実務問題を協議するために全国連合と民和協が開こうとした5月3日の北京接触を妨害し、全国連合代表の参加申請を「不許可」にした。
誰それに「利用される」という不当な口実で「不許可」にするのは民間統一運動への弾圧であり、同胞同士の初歩的な出会いの自由すら阻む人権弾圧行為だ。
さらに明白なのは、南の現「政権」が「国民」のためではなく「国民」を害する「政権」であり、彼らが唱える「包容政策」が同族対決政策だということだ。
反統一勢力が騒いでも、民族の和解と団結、統一への流れは止められない。北と海外の代表は、弾圧に屈せず駆けつけた全国連合代表の姿に、民族の自主と大団結、統一のためのたたかいに必ず勝利できる確信を深めた。南当局が全国連合代表を「国家保安法」で弾圧するなら、全民族の非難を免れないだろう。
【注】この集いは、民和協が今年3月、文牧師の5周忌(1月18日)と訪北10周年(1989年3月)に際して追悼行事を行おうと全国連合側に提案したもので、実弟の文東煥・元平民党副総裁や息子の文昊瑾氏ら遺族、自主統一運動協議会の金圭徹議長、全国連合の洪根洙共同議長らが参加した。文氏らは南当局の承認なしに参加し、6日に金浦空港に到着直後、保安法違反容疑で逮捕された。