南側人員の平壌訪問と接触を当分の間、制限・中止/南の軍事的挑発で祖統委代弁人が声明
祖国平和統一委員会(祖統委)スポークスマンは16日、南朝鮮当局が共和国への軍事的挑発で情勢を一触即発の状態に追い込んでいるのと関連して声明を発表、次のように非難した。
われわれは、南北間に和解と協力の機運が生まれ、当局間対話が目前に迫っているこの時に、南当局が突然、西海上で戦争の火種を付けたことに、とくに注目せざるを得ない。
われわれは、今年を「民族の自主と大団結の年」にすることを発議し、民族自主の原則から、全民族の団結した力で国の平和と平和統一の転換的局面を切り開くため、年初からあらゆる誠意と努力を尽くしてきた。南北対話のための最も現実的な先行実践事項を南当局に提起して、その履行を再三求め、対話の道を主導してきたことは、周知の事実である。
しかし、南当局がわれわれの努力に背を向けて、同族に火を放ち、全民族を戦争の惨禍に陥れようとするのは、われわれへの堪え難い挑戦、全民族に対する許し難い犯罪である。
祖統委は、国の情勢を脅かして戦争へと導き、南北関係をかつてなく悪化させている南当局の策動を、緩和と対話の新たな局面を阻もうとする計画的な挑発、米国の好戦勢力の庇護の下に北侵戦争の導火線に火を付けるための故意の策動として、全民族の名で強く非難する。
今回、南当局の無謀な軍事的挑発にもかかわらず、わが国で全面戦争の火が付かないのは、あくまで人民軍の自制力と忍耐の結果である。しかし、われわれの我慢にも限界がある。
南当局は今回の軍事的挑発について速やかに謝罪し、事態の責任が相手側にあるかのように世論を誤導する行為を中止すべきだ。
われわれは、南当局が南北関係を極度に悪化させて国の情勢を戦争直前に追い込んだ責任から、決して逃れられないと警告する。
われわれは、南当局によって作り出された重大な事態と関連し、当分の間、南側人員の平壌訪問と接触を制限あるいは中止することを明らかにする。(朝鮮通信)