神奈川県商工会が飲食店セミナー/特色ある経営目指そう
神奈川同胞朝鮮料理(飲食)店経営セミナー(県商工会主催)が15日、横浜市にある朝銀神奈川本店で行われ、35人が参加した。
県商工会の呉載世理事長があいさつ。長引く不景気のために同胞業者の多くが苦境に立っているが、業界の存続と発展のためにもこれまでの経験を整理・再検討し、特色ある経営を目指すべきだと話した。
続いて、商工連の呉州棟商工部長が基調報告を行い、消費者ニーズの把握と情報の迅速な入手に努め、味、メニュー開発、店づくり、接客、イベントなど、繁盛店のノウハウを多様な角度から学ぶことが必要だと指摘した。また、同胞業者は情報を交換するなどしながら、朝鮮食文化を広める担い手としての誇りを持ち、業界を守って行こうと語った。
経営コンサルタントの押野見喜八郎氏が講演。顧客は今、支出において自分が欲する物と商品価値とのバランスに敏感になっていることに言及。
顧客ニーズに関する既成概念を捨ててメニューを見直し、顧客満足を引き出せる新しい商品開発が必要だと語った。