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科協結成40周年/記念集会と学術報告会


 在日本朝鮮人科学技術協会(科協)結成40周年記念集会が19日、東京・渋谷区で開かれた。また集会に続いて20日まで、第39回科協学術報告会も開かれた。

 科協は、愛国的で大衆的な在日同胞の科学技術団体として1959年6月28日に結成された。

 記念集会には総聯中央の徐萬述第一副議長、呉亨鎮副議長、科協中央の申在均会長をはじめ関係者と科協会員らが参加した。

 最高人民会議常任委員会政令と国家学位学職授与委員会決定が朗読され、徐第1副議長が12人の科学者に共和国博士学位の博士証、2人の技術者に功勲技術者証を授与した。

 徐第1副議長が祝辞を述べ、科協会員の同胞科学者、技術者らがこの40年間、共和国の人民生活向上のための各分野における科学技術発展に大きく貢献し、国と民族のための活動を繰り広げてきたと指摘。今後も共和国の経済建設に寄与し、結成40周年を機に運動で新たな転換を起こすよう期待すると述べた。

 申会長は記念報告で40年の歩みについて述べた後、40周年を機に組織を一層強化し、科協活動における1世たちの伝統を若い世代が受け継ぎながら、会員の力と知恵を集めて共和国に一層大きく寄与していこうと述べた。

 記念集会に続いて宴会も催された。

 一方、2日間にわたって行われた科協結成40周年記念第39回科協学術報告会のテーマは「21世紀を開拓して行くわれわれの科学技術」。情報化、農業問題に関する2つのシンポジウム、また数学、物理学、化学、生物などの各分科会が開かれた。