朝鮮中央通信、コーエン米国防長官の「戦争抑止力」発言非難


 7日発朝鮮中央通信は、コーエン米国防長官が最近、朝鮮半島「有事」に備えて強い戦争抑止力を持っているとか、共和国がミサイル試射を強行すれば4者会談や様々な協定の履行を複雑化させるなどと公言したことについて論評し、次のように非難した。

 これらの発言は、ユーゴスラビア空爆に続いて新たな侵略戦争を起こし、それを正当化するための威嚇である。

 米国こそ、朝鮮半島を分断させ、戦争の危険を常に増大させている張本人であり、朝鮮西海での軍事挑発事件を指示したのも米軍である。こうした米軍の存在を「戦争抑止力」と言ったり、共和国のミサイル問題を中傷するのは奇弁だ。

 すでに再三、明らかにしてきたが、ミサイルの開発、生産、試射は共和国の自主権に属する問題である。

 米国が真に、4者会談と朝米基本合意文の履行に関心があるならば、何よりもまず共和国に対して理性を持って接するとともに、停戦協定を平和協定に転換させる問題と米軍撤退問題に背を向けてはならない。(朝鮮通信)