千葉初中、各市教委の助成担当者ら訪問
千葉朝鮮学園振興協議会の代表ら25人が13日、千葉朝鮮初中級学校(千葉市)を訪れた。同協議会は、同校に通う児童生徒を対象に助成を実施している県内19市の実務担当者らによるものだが、これまで関係者らが同校を訪れたことはなかった。今回の訪問は、民族教育に対する理解をいっそう深めてもらう目的で、同校と総聯千葉県本部側が呼びかけ実現した。
一行はまず、教員らとの意見交換を行った。自己紹介に続いて金白東校長が挨拶し、千葉初中の歩みと概要について説明しながら、朝鮮学校のカリキュラムは日本学校とほとんど変わらないと指摘。不当な差別をなくすために参加者らの協力を願うと述べた。
続いて初級部1年から中級部3年までの授業を参観し、児童生徒らによる朝鮮舞踊、民族器楽合奏の小公演を観覧した。
佐倉市教育委員会学校教育課の林洋太郎学事係長は「子供たちの礼儀正しさに感じ入った。また子供たちが何事にも一生懸命取り組んでいるという印象を受けた」と語った。また柏市教育委員会総務課の籠博郎主幹は「日本に住みながらも自国に対する誇りを持つのは素晴らしいことだ」と話していた。