東京朝高ボクシング部後援会発足/OBら


 東京朝高ボクシング部創部25周年記念集会が7月23日、都内で開かれ、同部の強化発展と、同胞ボクシング選手を支援することを目的とした東京朝高ボクシング部後援会が発足した。集会には同部OB、在日朝鮮人ボクシング協会役員をはじめ同胞愛好家、在日朝鮮人東京都体育協会の朴洪煕会長をはじめスポーツ関係者ら100余人が参加した。土屋潔・東京都アマチュアボクシング連盟会長も招かれた。

 記念集会ではまず、94年、初めてインターハイに出場し、銅メダル3つを獲得した同部の活躍ぶりを収めたビデオが上映された。

 続いて同部の初代主将で記念集会準備委員会の姜容徳会長が報告した。

 姜会長は同部の25年の歩みについて述べ、今後、さらなる活躍のためには、よりよい環境を整えてあげる必要があると指摘し、そのために後援会を発足させることを宣言した。宣言は満場一致で採択され、黄義孝会長(初代監督)をはじめ役員が選出された。

 また、今年度インターハイに出場する金弘樹、金R志選手が決意を述べ、東京都青商会からの激励金が東京朝高の具大石校長に手渡された。李成樹・現監督は「OBをはじめ同胞の熱意に応えられるよう、インターハイなどの大会はもちろん、将来は世界的にも活躍できる優秀な選手を育てていきたい」と話していた。

 黄会長は「後援会は、OBはもちろん、ボクシング部の強化発展に関心を持つ幅広い同胞たちによって結成された。今後、東京朝高のみならずすべての朝高のボクシング部、ひいては在日同胞ボクシング界の強化発展と朝・日親善に尽くし、在日朝鮮人運動に寄与できる力強い団体にしていきたい」と抱負を語った。

 記念集会に先立ちこの日、第1回「イギョラ(勝て)朝高ボクシング」チャリティーゴルフコンペも茨城県で行われた。