平壌市江東郡九賓畜産専門協同農場/1日平均1トンの乳加工品生産
「草を肉に変える」という党の方針に従い、共和国では96年以来、草食家畜の飼育を各地で積極的に行ってきた。
平壌市江東郡九賓畜産専門協同農場では、96年8月以来、300匹のヤギを育ててきたが、現在、その数は数千匹に達するという。
この党の方針は、国土の80%以上を山地が占める地理的条件を生かした措置だ。なかでも環境に適応しやすいヤギは、毒のある草食以外なら何でも食べるので、飼料用の穀物も節約できる。乳には100余種の栄養が含まれ、消化吸収率が高い。
労働新聞4日付によると、同協同農場では最近、1日平均1トン以上の乳加工品を生産している。
乳加工室で働く李秉九さんによれば、1トンのヤギ乳から酸乳は900キロ、チーズは120〜130キロ作れる。協同農場では今年上半期中、60トンの酸乳と500キロのチーズを、国家総合体育選手団や平壌市の蒼光サービス監理局、チャンソン・ホテルなど各単位に送った。
一方、同協同農場でヤギの飼育を始めたのは党の方針が示されてから。それだけに初めてのヤギ飼育で提起される様々な問題を乗り越えて来なければならなかった。まず小屋は郡内の労働者らで13棟を建設した。またエサはより低コストで済むよう農場周辺に2000余ヘクタールの原っぱを造成することで解決した。
協同農場の金台禄管理委員長は、これからは毎年、500トン以上の乳加工品を生産していきたいと抱負を語る。