総聯各本部の担当者ら、福祉問題で講習会/大阪
総聯各本部と団体、事業体の担当者らが福祉問題について学ぶための講習会が7月28〜30日、東大阪市の総聯中央学院分校で行われた。
講習では、花園大学社会福祉学部の慎英弘助教授、四国学院大学社会学部社会福祉学科の金永子教員らが講義を行った。両氏は日本の福祉関係法には国籍条項がなく、行政の福祉サービスを受けることは同胞たちの権利であり、積極的に活用すべきだと強調した。
さらに、「京都コリアン子育て相談室」の李福順室長がホームヘルパーの資格を取ったことなど、各地での様々な経験が紹介された。
参加者らはまた、行政の支援を受け、総聯支部の事務所で高齢者のためのデイケア施設を運営している総聯大阪・泉州北支部と、生野区のハーモニー共和をはじめ近畿地方の福祉施設3ヵ所を視察した。