兵庫で朝鮮料理セミナー/メニュー開発の秘訣伝授


 兵庫県商工会の主催による「兵庫同胞朝鮮料理店経営者セミナー&展示会」が6日、神戸ポートピアホテルで行われ、140余人が参加した。厳しさを増す競争の中で生き残りへの展望を開こうと企画されたもの。兵庫県で朝鮮料理店に関するセミナーが開かれたのは、今回が初めて。

 まず、経営コンサルタントの押野見喜八郎氏がメニュー開発について講演した。

 押野見氏は価格設定について、消費者は単なる安さに満足するのではなく、価格に見合う価値、もしくはそれ以上の価値を認めた時に満足すると指摘。1000円の商品なら、客に1200円の価値があると認識させてこそ成功する、と話した。

 また、自店にしかないメニューが必要だとしながら、日本人にはまねのできない、朝鮮人ならではのメニュー開発を強く勧めた。

 続いて岡山、大阪、兵庫の繁盛店経営者らによるパネルディスカッションが行われ、それぞれ成功の秘訣を披露しあった。

 また会場では、関連商品の展示会が行われ、12の業者が食肉、ロースター、酒類、食器、炭、キムチ用冷蔵庫などを出品した。