総聯中央代表ら毎日新聞に謝罪、訂正を申し入れ
総聯中央の代表ら3人は10日、東京・千代田区の毎日新聞東京本社を訪れ、金正日総書記が4月に総聯中央の徐萬述第1副議長と会見したことと関連し、同紙が事実と異なる報道(4日付)と論説(6日付)を掲載したことについて謝罪、訂正を申し入れた。
南昇祐国際局長は北村正任編集局長に対し、総書記と第1副議長の会見自体はすでに公式に報道されたことだとしながらも、記事の内容は誤認、歪曲に満ちていると指摘した。
とくに、総書記の指示を「公にせよ」としたことについて、「祖国を訪れた在日同胞が総書記と貴重な意見交換をすることはあるが、そこで得たことを日本での活動にどう具現していくかは私たちの問題であって、一記者や一新聞社がとやかく口を挟むのは在日同胞団体に対する不当な干渉となる」と強調した。
さらに、「正直さに欠ける」と総聯を中傷したことについては、総聯の威信を傷付けようとの意図から出た不純な主張だと述べ、これらの記事に関する謝罪と訂正を強く求めた。
代表らは一方、一部の同紙記者が近年、朝鮮問題と朝・日関係、総聯に関してたびたび事実を歪曲、ねつ造してきたことについて具体的な実例を上げながら指摘し、報道の公正性を守るよう強く求めた。