第1回ワンコリア東京囲碁/統一への思い碁石に込め
第1回ワンコリア東京囲碁大会が14日、東京・千代田区の日本棋院で開かれた。主催したのは2年前、団体所属の垣根を越えて同胞囲碁愛好家が結成した東京アリラン囲碁会。大阪、京都に続いて東京で初めて開かれたワンコリア囲碁大会には、東京アリラン囲碁会の安禧中会長、趙福奎顧問、李福権副会長をはじめ80余人が参加した。
この日の東京は、朝から豪雨。しかし、会場内には統一への思いを碁石に込めて激戦を繰り広げる参加者らの熱気が溢れていた。
また会場には、日本棋院常務の車昇九段、同胞プロ棋士の宋光復八段、日本プロ囲碁界3大タイトルの1つ、本因坊を持つ趙善津本因坊ら同胞プロ棋士らも駆け付け、出場者らを激励した。趙本因坊は「囲碁を通じて結ばれた友情が幅広い交流につながり、1日も早く統一が実現することを願う」と話していた。
試合は六、七段のA組、四、五段のB組、二、三段のC組、初段と級位混合のD組の4組に分かれ、変則スイス方式4回戦で行われた。A組は金映昊さん、B組は朴世均さん、C組は金載元さん、D組は姜奉又さんが、それぞれ4戦全勝で優勝した。