朝米将官級会談で人民軍、大佐級実務接触を提案/西海軍事境界線問題


 17日に板門店で行われた朝米軍部将官級会談で、朝鮮人民軍側首席代表の李賛馥中将が西海海上軍事境界線設定のための具体的な実務接触提案を示した。

 内容は、(1)西海海上軍事境界線関連の実務接触を8月下旬から始め、双方の合意で時期を早めることもできる(2)実務接触には、停戦協定履行に直接的な責任を担う朝鮮人民軍側、米軍側からそれぞれ大佐級を団長とする5〜7人ほどが参加し、問題の性格上、南朝鮮軍メンバーも参加できる(3)実務接触の場所は板門店とする(4)実務接触は原則的に10日に1回とし、必要に応じて双方合意の下に調節できる(5)実務接触は非公開とする――の5項目。

 しかし、米軍側はこれを再び無視し、自分たちの不当な主張に固執した。

 朝鮮人民軍側首席代表は、対話の方法で問題を解決しようというわれわれの努力にも限界があると述べ、米軍側が軍事の道に出るならば、われわれも当然の選択権を行使するだろうと述べた。(朝鮮通信)