清津市で発見の旧「慰安所」/被害者補償対策委が報告書
「従軍慰安婦」・太平洋戦争被害者補償対策委員会は23日、清津市であった日本帝国主義による性奴隷的犯罪の一端について明らかにした真相調査報告書を発表した。
それによると、最近、咸鏡北道清津市青岩区域芳津洞(解放前は鏡興郡豊海面芳津里)などで、日本軍が朝鮮占領中に設置、運営していた「慰安所」と、彼らによって虐殺された「慰安婦」の墓が発見された。
「豊海楼」には約25人、「銀月楼」には20人程度が収容されていた。平均年齢は15〜20歳の朝鮮女性で、彼らの大部分が江原道をはじめ南側から連れてこられた人たちだった。両「慰安所」は元関東軍所属の軍属が経営していたが、監視と統制は羅津憲兵隊の分遣隊が行っていた。
また最近、703人の女性が軍「慰安婦」として東南アジア各地の日本軍の戦線に、分散配置されていた事実を記した「朝鮮軍司令部」の文書が公開された。
現在、被害者と遺族らはもちろん国連をはじめとする国際機関と人権団体では、日本に対する法的責任を追求するとともに、国家的な謝罪と補償を求めている。(要旨、朝鮮通信)