社民党土井党首ら、野中官房長官に日朝交渉の早期再開を要請
社民党の土井たか子党首(衆院議員)と清水澄子副党首(参院議員)は27日、首相官邸を訪れ、野中広務官房長官に会い、日朝国交正常化のための政府間交渉を1日も早く再開するよう申し入れた。
土井党首らは、(1)対朝鮮圧殺政策の放棄(2)朝鮮人民に対する謝罪と補償――などを日本政府に求めた10日の共和国政府声明に対して、日本政府が積極的に対応し、日朝国交正常化交渉をすみやかに再開するよう求めた。同時に、長官が20世紀にあった問題は20世紀中に解決しなけらばならないと語ったことを想起させながら、朝鮮植民地支配に対する謝罪と補償を行うことを強く要請した。これに対し長官は、慎重に受け止めていると語った。また一行は、共和国に対する食糧支援など人道的支援問題は、これらの問題とは切り離して実施するよう求めた。