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在日
NHK青春メッセージ、審査員特別賞/北海道朝高
朴徳貴君
ハンセン病療養所で,東海歌舞団が慰問公演
北海道初中朝高重量挙げ部、4選手が道大会で優勝
北 朝鮮外務省代弁人、伊との国交「自然なこと」
22日から米朝高官協議
在日/
10日、東京・渋谷区のNHKホールで行われた「NHK青春メッセージ2000」(主催=NHK、後援=文部省)に出場した北海道朝鮮初中高級学校高級部2年の朴徳貴君が、審査員特別賞を受賞した。
日本全国の15〜25歳、約2200人が応募した中から選ばれた11組が出場。この日の様子はテレビとラジオで全国に生中継された。
北海道ブロック代表としてステージにあがった朴君は「ただいま太もも70センチ」と題し、運動嫌いで軟弱だった自分がウエイトリフティングを通じて強くなっていった経験をユニークなスピーチで披露。会場の笑いと共感を誘い、1等の「青春メッセージ大賞」(1人)に次ぐ審査員特別賞(2人)に選ばれた。
朴君は「緊張しなかった。たくさんの人を前にステージに立ててむしろ気持ちがよかった。笑いを取れたし、賞まで取れてとても嬉しい」と感想を語っていた。
昨年12月20日、静岡県御殿場市の国立駿河療養所で、東海朝鮮歌舞団による公演が行われた。同療養所にいるハンセン病の同胞患者をねぎらうため、初めて企画されたもの。同胞や日本の患者40人が公演を観覧し、歌舞団の民族色あふれる歌や踊りに触れた。
ある患者は、「ハンセン病ということで社会的に疎外され、父母兄弟とも縁を切ったが、チャンゴのリズムに朝鮮人としての自覚が芽生え、自然に踊りだしてしまった」と涙を流しながら喜んでいた。同胞患者は、同療養所内でグループを結成しており、一昨年は総聯から贈られた「愛の募金運動」の義援金を「朝鮮の水害支援に役立ててほしい」と全額寄付した。
北海道初中朝高重量挙げ部、4選手が道大会で優勝
北海道朝鮮初中高級学校ウエイトリフティング部の朴徳貴(高2、105キロ級)、「良哲(同、94キロ級)、韓慶一(中1、58キロ級)、金恵娟(同、75キロ級)の各選手が、昨年12月26日、士別市総合体育館で行われた第28回北海道高校ウエイトリフティング大会新人選兼第15回全国高校選抜大会北海道予選会、また第19回北海道中学校ウエイトリフティング大会で、それぞれ優勝した。
昨年、全国選抜とインターハイの2冠を達成した朴選手は1階級上の105キロ級に出場。「選手はトータルの自己記録を15キロ更新し、今大会の優秀選手にも選ばれた。
北/
朝鮮外務省代弁人、伊との国交「自然なこと」
朝鮮外務省スポークスマンは9日、イタリアと国交を樹立したことと関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、国交樹立は「両国の独自な決心によるもの」と発言した。
代弁人は、「自主、平和、親善の理念に沿ってわが国の自主権を尊重し、友好的に接するすべての国と親善と協調関係を結び、発展させていくことは、共和国政府の一貫した立場」と表明した。また、イタリアをはじめとする西ヨーロッパ諸国と、友好関係を結ぶ努力をしてきたとしながら、イタリアとの国交樹立は「自然なことで、両国人民の利益にもかなったもの」と指摘した。 (朝鮮通信)
22日から米朝高官協議
報道によると米国務省は6日、米国のカートマン朝鮮半島和平担当大使と朝鮮外務省の金桂寛副相による高官協議が今月22日、ベルリンで再開すると発表した。国務省は声明で、22日からの協議は昨年11月の前回協議に続いて、朝鮮高官の訪米準備を討議するとだけ述べた。
南/
南朝鮮紙韓国日報6日付は、朝鮮戦争勃発直後の1950年7月初旬、南朝鮮軍と警察が、大田刑務所に収監されていた「政治犯」1800人を集団虐殺した事実が明らかになったと報じた。昨年12月16日、在米同胞研究者の要求によって機密指定を解除された、米国立公文書館の朝鮮戦争関連秘密文書の中に関連資料があった。50年当時の駐南朝鮮米大使館陸軍武官が作成し、合同参謀本部に提出した報告書2件で、「韓国の政治犯処刑」などと題され、現場写真も添付されている。
報告書は「処刑命令が最上層部から下されたのは間違いない」と指摘。また「(米大使館)武官室は、ソウル陥落後、敵軍によって釈放されないように政治犯数千人が処刑されたと判断している」と、大田以外でも同様の虐殺が行われたことを示唆している。