あの時、このひと言


 「1900年代、朝鮮民族は外勢の侵略によって世界に散らばってしまった。だからこそ、2000年代にわが民族は必ず1つにならなければいけない。そのためには経済力、情報力など、力をつけることだ」(日本に住む中国朝鮮族の交流団体「天池倶楽部」代表理事の金炳哲さん=36。本紙1日付企画「夢・決意・期待 2000年 私のメッセージ」から)

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 「民族性というのはただ単に受け継がれていくだけのものではない。新たに、教育や社会生活を通じて獲得されていく部分もある。つまり、条件によっては同化から反転して、民族性が再活性化する可能性さえある」(光華女子大学講師の金明秀さん=31。本紙1日付企画「2000年代 同胞社会の展望は」から)

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 「総聯系なので正直、堅いイメージがあったが、1対1で話していると、踏み込めなかったところに入れた気がする。コリアンの出会いの場を作るという趣旨だったら、来年は一緒にすればいい」(昨年12月22日、東京で行われたコリアン学生のための交流イベントに参加した民団学生会の徐史晃さん=慶応大1年)