民族の心受け継ごう
西東京第1初中 中3生徒ら、1世と座談会
「1世の体験談を聞いて在日朝鮮人の歴史を知ろう」と、昨年12月20日に西東京朝鮮第1初中級学校(立川市)の中級部3年生と1世同胞との座談会が、同校で行われた。座談会に参加した5人の1世らは、数十年に渡り、同胞組織を支えてきた人達だ。
生徒らは各テーブルに分かれて1世同胞を囲み、渡日する前の朝鮮での生活や、異国での苦労話に耳を傾けた。
座談会終了後、生徒たちは合唱や朝鮮舞踊を披露し、1世に「道」「誠」などと書かれた色紙を贈った。
同校の徐春希さんは、「故郷で朝鮮人と罵られ、白衣を墨で汚された話には胸がつまった。植民地支配の生活が、本当に悲惨だったんだと思った」と感想を語っていた。
1世らは、「生徒たちの姿に力づけられる」と話していたが、なかでも李秀均さんは「君達は1世にとっては希望の星。どんな時も朝鮮の青年ということを忘れないで」と感慨深げだった。