春夏秋冬
17日号に日本人の間でキムチがブームになっていると書いたが、同胞の中でもキムチを自分で漬けて家族と一緒に食べたいという願望が世代を越えて根強いことを改めて認識した。というのは14日号の「本のプレゼント」コーナーでキムチの漬け方と料理の本2冊を取り上げたところ、これまでの2〜3倍の応募ハガキが寄せられたからだ
▼ハガキに添えられたいくつかの文を紹介する。「朝鮮料理が大好きな息子においしい手作りキムチを食べさせてやりたいです」「結婚した娘がキムチを漬けられません。本は娘にプレゼントしたいのです」「私が漬けたキムチが実家のオモニよりましなので、いつも多めに作ってオモニにあげています。色々な本を見てもっと上手になってオモニに食べさせてあげたい」以上は40〜50歳代の女性からだ
▼「キムチ漬けに初挑戦しました……がキムチは奥が深い」「42歳までキムチを漬けたことがないので、本を参考に漬けてみたいと思います」という人もいた。20代の新婚主婦からもある。「主婦1年生です。美味しいキムチを漬けて夫に食べさせたいです」「結婚して間もないのでキムチが漬けられません。本を見ながら勉強してみたいと思います」
▼女子高生からもあった。「私はキムチが大好きでよく食べます。ハンメのキムチはとってもおいしいんですが、オモニのキムチは何故かイマイチです。だから本をプレゼントしてとってもおいしいキムチを作ってほしいと思っています」
▼朝鮮民族の誇る食文化、キムチは家族のきずなを強める貴重な媒体にもなっている。(喜)